ドイツ留学日記 @留学準備編

こんにちは。Joteiです。

私は情報学学位プログラム2年(?)で、現在ドイツの大学院に1年間留学しています。留学するにあたり必要な手続きをまとめるために筆を取ります。

※この記事はドイツ留学する学生のためのTips記事となっております。私のドイツ留学が決まったのは留学する5ヶ月前です。そこから時系列順にやったことを記述します。

住居の確保

私は大学の交換留学プログラムで滞在していたので、大学の学生寮に住むことにしました。私の留学先の学生寮は部屋の数より応募数が多いほど人気だったため、早めに申し込みしました。家賃が250ユーロ (2022/4/11現在でおよそ36250円)で比較的安いことや最低限の設備(机、椅子、ベッド、本棚、クローゼット、キッチン、バストイレ)は揃っていることが決め手でした。事前にオンラインの応募フォームから申し込みをすることができました。ただ部屋の間取りがどうなっているか、単身/シェアルームなのか、何階なのかといった情報は一切なく、入国当日ハウスマイスター(House Meister)*1から詳細を通告されるという形でした....汗。実際にはシェアルームで5階で韓国人とルームシェアをしています。ちなみにエレベーターはないので毎日階段の往復が大変です。詳細は現地編(仮)へ。

私の知る限りでは交換留学生はほぼ学生寮に入っていました。

入学許可証の発行

留学先の大学が発行するもので文字通り、大学の入学を許可する証明書です。

この証明書は、空港での入国審査やドイツに滞在するための学生ビザを発行するときにも必要になってきます。

入国審査官「どれくらい滞在するの?」

私「1年間で留学目的」

入国審査官「証明書出して」

私「(入学許可証を見せる)」

入国審査官「(パスポートにハンコぽちぽち) 行っていいよ」

※入国時にまだ学生ビザを発行しておりません


大学のHPに掲載してある入学に関するフォームから基本情報(名前,パスポート番号....)を入力し、最終的にPDF出力して大学の窓口メールに添付して送りました。

留学許可証の発行

留学元?(筑波大学)に発行してもらいました。これを何に使うかはまだわかっていません。

留学許可証

semester feeの支払い

ドイツの国公立大学って学費無料じゃないの.....?? (無料じゃありませんでした)。とはいえ交換留学生なので日本の大学に学費を納めながら留学することになっております。(学生ステータスは休学中ではなく留学中で一応籍は置いているので.....)

つまり、二重に授業料を払っているわけですとほほ。semester feeはおよそ120.05 euroです。これを支払うと学生証が貰えてこの学生証はベルリンとドレスデン交通機関を無料で使えます。(ただし仕組みが変わって4月中のみ有効)

semester feeは日本にいる間にWise(旧TransferWise)を使って海外送金しました。日本円でWiseの指定された日本の口座に振り込み、それと同額をWiseが受取人の国の口座へ振り込むという仕組みになっており、コストが抑えることができるらしいです。詳細はこちらから。

www.nomadkazoku.com

 

コロナのワクチン接種証明書の発行

2022/6/11にドイツにおける防疫措置としてワクチンの接種証明書の提示義務が撤廃されましたが、出国時(2023/3/30)は日本に帰国する際のワクチン接種証明書は義務付けられていたので発行してもらいました。(2023/5/8以降は不要になるらしい)

ちょうどマイナンバーカードの申請期限と役所にいったタイミングが被ったので1時間半ほど待ちました.....。

国際運転免許証の発行

ドイツには....速度無制限*2で走れるアウトバーンがあるんだぜ....。

運転免許証とパスポートと顔写真(パスポートと同じ大きさ)と手数料(2350円)を持って運転免許センターに行き、国際運転免許証を発行*3してもらいました。

国際運転免許証はジュネーブ条約に加盟している国で有効です。実はドイツはこれに加盟していないんです。ドイツでは半年間は国際運転免許証および日本の免許証を所持している場合運転することができます。半年以上滞在する場合は、住民登録及び滞在許可を取得した後に道路交通局でドイツの運転免許証に書き換える必要があるらしいです。(ドイツ外務省HPより)。詳細はこちらから。

japan.diplo.de

現物はこんな感じです。

国際運転免許証

海外留学保険加入

ドイツは公的保険と民間医療保険というものがあります。ドイツで暮らす人はおおよそ公的保険に加入しています。留学生はVisaを発行する際に公的保険に加入している証明書を提出する必要があるので公的保険に加入しました。

それとは別に私は学研災付帯の海外留学保険に加入しました。ドイツの公的保険でカバーできる治療の範囲が日本の基準とは違うと思ったからです。

1年間の海外留学保険は民間で調べると10-30万ぐらいします。学研災付帯の海外留学保険(1年まで)は84650*4円です。最初に金額を聞いたときは高くて驚きましたが、他の民間に比べると安いです。もっと価格を下げて調べると傷害や疫病死亡はつくけれど、治療・救護費用の保証はないもの等がありました。

ということで、最終的に学研災付帯の海外留学保険に入ることにしました。ちょうど筑波の住居を退去した後だったので、店舗まで行く必要があったらどうしようかと思っていたところでしたが、手続きは全てメールと郵送で終わりました。

詳細はこちらから。

ssc.sec.tsukuba.ac.jp

英文の薬剤証明書の発行

前提:私は持病を持っており(?)、日常的に服用している薬があります。

ドイツ外務省HPより

ドイツへ入国する際、医薬品は旅行者が通常個人で必要とする量のみ持ち込みが可能です。通常個人で必要とする量とは、薬ごとに服用量に基づき、最大3ヶ月分です。この範囲の医薬品であれば、入国の際に税関で申告する必要はありません。

申請すれば、、、、いける?と思い、とりあえず税関に問い合わせてみました。ふむふむ.....永住していない学生は例外で、保健当局に申請すれば3ヶ月分以上の量の医薬品を申請することができる(?) 全く解決していないけど、州の局に問い合わせる必要がありそう。

税関にお問い合わせ

閑話休題

ちなみに日本から郵送で医薬品を入手することはドイツ医薬品法で禁止されています。

話を戻すと、引き続き結果はよく分からないので、問い合わせる前にまずは現物入手ということでいつもの病院に行きました。

私「お薬1年分ください!こういう事情で...ほにゃほにゃ...」

お医者さん「1年分?無理だよ。保険がおりないね」

私「!!!」

お医者さん「薬はどこも同じだから。これも良い経験だしドイツの病院行ってきなよ。」

ということでドイツで病院にかかることにしました(これ以上は面倒だと思ったため)。病院にかかったときや常備薬ではない薬を持ち込む際にイチャモンをつけられないために英文の薬剤証明書を書いてもらいました。お医者さんありがとう!

*1:寮母さんみたいなポジション

*2:一部区間で制限あり

*3:即日発行

*4:2023/4/10付